ソフトウェアは機能の模倣が容易だ。
しかも機能の進化(積み上げ)も比較的容易だ。
事実、SNSなどのソフトウェアがベースのプラットフォームサービスでは、
次から次へと新たな類似サービスが出現している。
このため、どうやってユーザーに利用し続けてもらうかが、
サービス存続の課題であり、それは簡単なことではない。
ユーザーに利用し続けてもらうには、
機能を追加し続け価値や魅力の優位性を保つか、
別のサービスに移行するためのハードルを設けるしかない。
いわゆる囲い込み戦略というヤツだ。
機能の継続的追加は時間とカネがかかる。
ならば移行するハードルを設けるしかない。
簡単には移行できない仕組みや、移行したいと思わせない仕掛けだ。
その一つ目に出会った。某求人サイトだ。
使ってみてその “戦略”(私の勝手な想像)に感心した。
使い始めてすぐ、分かり難さ使い難さを感じた、有料なのにだ。
慣れてくればどうってことなくなるが、
あえてハードルを上げて “慣れさせられた” 感じがした。
それに加えて、サイト内にいろいろな情報資産を築かせ、
サービスから離れ難くしている。
せっかく慣れ、たくさん書いたのだから、簡単には離脱しないと。
二つ目は某チャットツール。
こちらは無料で使える。
何気ないチャットや重要な伝達などが、
チャット履歴として資産化して行く。
やはり簡単には移行しようという気にさせない“戦略”だ。
その先には有料サービスが待っているのだと思う。
いずれも、すごい戦略だ。
ただし、ユーザーもだんだん賢くなり、
移行の仕組みを備えないと警戒するようになっていくだろう。
特に有料サービスは。
「世の中に、只ほど怖い、サービス無し」